【人生100年時代】3つの安心が保証されるシニア向け分譲マンション
鶴蒔靖夫 著『人生100年時代 いつまでも自分らしく暮らしたい 老後の住まい第3の選択「シニア向け分譲マンション」』は、2016年7月に発行された書籍です。
多くの高齢者が身体的衰えや家族やライフスタイルなど、生活環境の変化にマッチしていない住宅に住み続けている現状を知ることができます。
このページでは、同書より、それぞれの章の内容を抜粋して連載する記事コラムの形にて、皆さんに「人生100年時代」を生きる道標のひとつとして、シニア向け分譲マンションの実情を紹介していきます。
第5回は「第3章 シニア向け分譲マンションでの暮らしを検証」より、
「3つの安心が保証されるシニア向け分譲マンション」を紹介します。
シニア向け分譲マンションは、開発されてからまだ日が浅く、これから発展を見せることになる商品である。
シニア向け分譲マンションは、既存のマンションデベロッパーが簡単に参入できるものではない。実際、いまだに物件自体が非常に少ないし、大手と言われるところがほとんど手をつけていない状況からも、その難しさがうかがい知れる。
そんななかで、「ダイヤモンドライフ森の里」は、高齢者がアクティブに暮らす場として、地域に根付いている。現時点では、「ダイヤモンドライフ森の里」の設備やサービスのあり方が、これからの物件の先行例として、ひとつの基準になると私は受け止めたい。
ここで、これまで述べたことをあらためて整理し、シニア向け分譲マンションの特質を示してみたい。
高齢者に最も必要な「安心」のサポートが、どのようなかたちで行われているか、「身体面」「精神面」「経済面」の3つの要素から見ていくと、次のようになる。
《身体面での安心》
シニア向け分譲マンションの存在目的は、健康寿命を延ばすことである。医療予防、介護予防を生活の中で実践することにより、要介護状態になるリスクをできるだけ軽減させていく。そうすることで、自分らしく健康な時間を、より長く楽しむことができる。
居住者が安心して健康に暮らし続けるための「健康支援サービス」として「ダイヤモンドライフ森の里」が提供しているのは、「医療」「介護」「ソフト面の各種サービス」の3つである。
「医療」については、常勤看護師による健康管理と相談体制の整備、および近隣医療機関との連携があげられる。
「介護」については、外部の訪問介護事業者や居宅介護支援事業所との連携が組まれている。
「ソフト面の各種サービス」については、24時間有人管理による見守り、生活全般をサポートするコンシェルジュの設置のほか、要請があれば弁護士や税理士の紹介も行っている。
一般的に、要介護状態になる原因と対策は、次のとおりだ。
(原因) ー(対策)
- 1位 脳血管疾患 ー迅速な初期対応
- 2位 高齢による衰弱 ー食事、運動などの健康サポート
- 3位 家庭内での転倒 ーバリアの撤去
- 4位 認知症 ー日々の生活における、よい刺激
- 5位 関節疾患 ーリハビリなどの環境の提供
こうして見ると、健康寿命とは、日々の習慣の積み重ねであることがよくわかる。
そして、その習慣をつくることに貢献しているのがシニア向け分譲マンションのシステムと言える。
《精神面での安心》
従来からある高齢者向けの住宅・施設と比較すると、プライバシーの確保と居住性の良好さでは、シニア向け分譲マンションに勝るものはないのではないか。
介護施設との比較を今一度行ってみよう。
介護施設 ー居室の平均面積は約20平方メートル。お風呂などは共同。施設オペレーションが優先されるため、健常者との同居ができないことが多い。管理が目的なので、プライバシーが保たれない場合がある。飲食・喫煙・門限などに一部制限がある。
シニア向け分譲マンション ー居室の平均面積は約60平方メートル。バス、キッチンなど設備が充実。プライバシーが確保され、外出も外泊も自由。家族との入居が可能。
たとえ高齢になっても、元気であるうちは自由に自分らしく生きたいと、誰もが望んでいるはずだ。その点で、シニア向け分譲マンションは非常に適していると言えるだろう。
《経済面での安心》
通常の分譲マンションと同じ「所有権方式」なので、資産となり、相続、売却、賃貸が可能である。終身利用権のみの有料老人ホームや介護施設と違い、資産を有することになるので、その分、精神的にも余裕が出てくる。子どもや係に相続できることも、一代限りではないという安心感を生んでくれる。
また、管理費を有料老人ホームと比べてみると、シニア向け分譲マンションのほうが安くつく場合が多いというメリットもある。食事も、3食レストランで食べて、1ヶ月約5万~6万で賄えるという。
著者紹介
鶴蒔靖夫(つるまき やすお)
日本の実業家、ラジオパーソナリティ。
樺太(現サハリン州)生まれ、北海学園大学経済学部中退。フリーライターとして独立。大宅壮一に師事。昭和40年7月株式会社IN通信社(アイエヌつうしんしゃ)を創立して代表に就任。雑誌「人物評論」発行、編集主幹を経て、現在、評論家、ラジオパーソナリティとして活動。
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